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A組
本当に、文字通り充実していた4泊5日だったように思います。とても濃密で、あっという間に終わってしまいました。そして、沖縄と与論、どちらもとても素敵な場所でした。琉球大学に行こうかなって思ったくらいです。
帰りの飛行機で神戸の夜景を見て、現実に戻ったなぁと実感したときに、田舎って案外良いところかもしれないなと思いました。人工物でいろどられた街で規則正しく働いて、毎日これといって大した出来事もない、ある意味「平和」な日々を過ごすということを是としていた自分の価値観が変わった気がしました。
話は少し変わりますが、私はこの修学旅行で主に二つのことを学んで帰れたように思います。
一つ目は、時間の大切さです。この修学旅行は、71回生全員、300人強で一斉に動くという、今まで自分が体験してきたなかでも最大規模の団体行動でした。大きな遅れがなくこの修学旅行を終えられたのは、皆が時間を気にして行動していたからだと思います。誰か一人でも時間にルーズな班があれば、遅れていない班だけではなく、一般の人々やプログラムに関わる人々にも迷惑がかかっていただろうと思うと、一人ひとりの行動に責任があるということを改めて実感させられました。そして、時間を一度守れないだけで信頼も危うくなることから、時間を守るということは単純そうで本当に大事なことだと思いました。
二つ目は、いろんな人のお陰で自分の存在があるということです。単純に自分の周りの人に支えられて生活できているというだけでなく、そういった人たちのお陰で、困らずにすんだり、くじけずに過ごせたりしているというだけでもない。良くも悪くも、自分が周りの人たちの影響を受け、違う考え方に触れることができる。また、直接知らない人や先人からも影響され、教えを受けることができる。こうして今の自分が形成されたことを考えると、本当に常に周りの人への感謝の気持ちを忘れてはいけないなぁと思いました。
もう既に与論や沖縄に戻りたい気持ちが強くなっていますが、ちゃんと現実に戻って、この修学旅行で学んだことを本当に生かせていけるよう、旅行気分を切り替えて生活していきたいです。
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B組 「絆」に感謝の5日間
この5日間の修学旅行を通して最も感じたことは「人との絆」です。修学旅行が始まる前から「人とのつながりがテーマだから」といわれてはいましたが、思い起こすと一番にそれが出てきます。小野高校の修学旅行のメニューは現地では少し珍しがられましたが、沖縄でも与論でも、私たちが何かを尋ねたとき、嫌な顔をされる方は誰一人いらっしゃいませんでした。ハードな行程でしたが、今、楽しいと思えるのは、ひとえに出会った人の温かい心に触れたからとしか思えません。沖縄戦の理不尽を熱く語ってくださった方、道に迷った時、親切に教えてくださった方、様々な体験場所で子や孫のように面倒を見てくださった方・・・。思い出すときりがあいません。これほど温かくて濃い5日間はきっとこの先もありません。
地元の方だけではなく、クラス・学年の絆も強く感じることができました。エイサーの優勝は最高の思い出です。教えてくださった師匠、そしてクラスのみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にたくさんの人に感謝せねばなりません。沖縄・与論、その道中でお世話になった方々、ありがとうございました。
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C組
私は今回の修学旅行を経てたくさんのことを学びました。私はまだ16歳ですが、知らないことがありすぎるなと思いました。まず沖縄戦争のこと。沖縄戦争が本土決戦のための時間稼ぎにされ、兵士だけでなく沖縄の住民までも犠牲にされたことはとても衝撃的でした。その戦争が終わって沖縄が返還されたのにも関わらずまだアメリカの基地がおかれ加害者になり得ること。平和に見えてこの国はまだ沖縄では戦争が終わってないのだと実感しました。
与論島では与論の方がその土地の言葉を使い丁寧に与論を教えてくださいました。与論の方々は私たちと同じ日本人だけども全く違う考え方や言葉を使用し、自分たちに合った自分たちらしい生活を築いていました。私は日本でもこれだけ違う考えや言葉を用いる人が集まっているのなら世界規模ではもっと多様で独自の思考や生活をしている人がいるのだと実感しました。人は戦争をしますがそれは相手の文化や考え方を理解しようとせずお互いに自分の欲求を満たそうとするから起きてしまうのだと思いました。私はこれ以上沖縄戦争や世界大戦を起こさないようにするためには相手の立場になり相手のことをより知らなければならないと思いました。
私は地球全体のことはよく知らず日本の加西市や小野市という小さな世界のことしかまだ知らないくらいちっぽけな人間だけど今は私の小さな世界にいる友達や家族のことをよく理解し、大切にしたいと思いました。そして大人になったら自分も地球に住む1人の人間なのだと自覚して、社会に関わっていきたいと思いました。
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D組
何から書き出そうか、どうまとめようか悩むくらい濃い五日間だった。
一日目の平和学習チビチリガマでのお話で、私がすごく心に残っている言葉が二つある。一つ目は「言語力」。今では外国語が話せたら、仕事や旅行の時に有利なくらいですが、当時はその言語力が人々の生死を分けたと言っても過言ではなかったということだ。二つ目は「平和は創造するもの」。私は戦争を経験していないけれど、授業や今回のように聞いた話を自分たちの後輩に伝えていくことはできる。自分が今回感じたことを、まずは人に伝え、平和を創造したいと思う。
二日目からの与論島での体験はどれも本当に楽しかった。お宅訪問はとても温かく歓迎してくださり、三時間があっという間で帰るのがさびしくなるくらいだった。手づくりのお菓子はどれもおいしかったし、郷土料理について教えていただいた話も、栄養系に興味のある私にとってはためになることが多くあった。サイクリングでは自然の美しさに心を奪われ、島の人々の優しさを感じた。挨拶をすると笑顔で返して下さった。キビ刈り体験は思っていた以上にハードでかなり疲れたが、貴重な体験になった。何よりも楽しかったのは「エイサー」だ。初日から全員がやる気いっぱいで踊っていて本当に楽しかったし、D組最高やな!と常に感じていた。B組に僅差で負けてしまったのは悔しかったけれど、どのクラスよりもかっこよく、びしっとしまったエイサーが踊れたと思う。踊っていて楽しいと思えたのは全員の気持ちが一つになった証しだと思う。それがすごく嬉しかった。
与論島は住みたいくらい好きな所になったし、日本一の修学旅行になった。今回の経験は私にとって人生の宝物となったし、成長できた部分もあると思う。D組もすごくいい雰囲気になったと思うので、あと少しのD組での生活が今から楽しみに思う。 |
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E組
今回の修学旅行を通して、たくさんの人の優しさ・温かさに触れ、自分自身を見直すきっかけになりました。
まず、与論島に着いたときの歓迎には、度肝を抜かれてしまいました。そして、そこから離島するまで、与論島の方々の温かさにひたすら心が動かされるばかりでした。エイサー練習では、2日間という短い期間で、熱心に教えてくださったり、お宅訪問では、初対面にも関わらず快く招いてくださったり、サイクリング中の僕たちに、手を振って話しかけてくださるなど、この他にも本当に多くの優しさに触れさせていただきました。だから、そういった方々に対する感謝と、それによってこの修学旅行が成り立っているということを忘れないようにしたいです。また、普段では体験できないことを数多く経験して、クラスのまとまりも深まり、お互いがさらにコミュニケーションが取れるようになったと思います。
今のクラスで活動することは、あと1ヶ月余りと少ないですが、普段行っているあたりまえのことの質をもっと高めて、さらにこのクラスの良い色というのを出せていけたらいいなと思います。そして、この修学旅行が楽しかっただけで終わるのではなくて、これから先につながる良い修学旅行になるように、普段の生活、心の持ち方から見直していきたいと思います。
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F組
この修学旅行に行く前、沖縄県名護市長選挙がありました。私は、生活の向上を打ち立てた渡具知武豊氏が当選し,辺野古移設に反対する現職の稲嶺進氏は落選するとうい結果で驚きました。ニュースで聞こえてくる、反対派の市民たちの『疲れた』という声が不思議だと思いました。でも、今回、実際に行ってみると、私たちと変わらないふつうの日常が広がっていて、そこに不釣り合いな戦闘機や基地があって、これが日常なのだと知り、『疲れた』という言葉が重く感じました。
ガマを回り、話を聴いて“戦争”という悲しい、ただ悲しいだけのものが、まだ終わってないということを感じました。沖縄に対して、アメリカに対して、戦争や軍隊に対しての日本や政府の姿勢について考えていきたいと強く思いました。
沖縄・与論島の人は温かくて、サイクリング・きび狩り体験・お宅訪問でもたくさん感じることができました。自然があふれ、のどかで、島民同士の親密なつながりが、身近では感じられない、島ならではのものだと思い、魅力溢れる島でした。また、エイサーでは、友達と教え合いながらできて、とても楽しかったです。
この修学旅行で感じたたくさんのことを、これからの生活に生かしていきたいし、クラスや友達のつながりも深まったと思うので、残りわずかのクラスですが、楽しんでいきたいです。“戦争”の爪痕が残る沖縄を見て、私たちが平和について考えることで、豊かな自然や暮らしが守られていくようにしていきたいです。
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G組
初日の平和学習の比嘉さんのお話は非常に印象深い。小学生の時に広島へ平和学習へ行ったが、その時とは違い戦争というものがとても身近に感じられた。お話の最中にもヘリの轟音が静寂の中に響き渡った。あの音の中、勉強、部活には集中できるはずがないし、墜落するかもしれないという心配があるのだから、なおさら集中はできない。他人事ではないと思う瞬間であった。また、同じガマでも大きく結果が違った、チビチリガマとシムクガマの差には驚いた。間違った情報によって失われないはずであった命を失ってしまったのは、悔やんでも悔やみきれない。その人たちの分まで自分たちが頑張って生きなければならないと思った。
夜は読谷診療所の医師の方の講演会で地域医療のことや、勉強のことについて話を聞くことができ、第1志望大学合格にむけて、これから1年間本気で勉強しようと思う。
2~4日目は与論島で自信を成長させることができたと思う。きれいな海を見たり、きび刈りを体験したり、お宅訪問でいろいろな話を聞かせていただいたり、心が癒されたような気がする。サイクリングでは鍾乳洞に行けなかったのは残念であったが、風が気持ちよく、景色もきれいで、十分に楽しむことができた。
エイサー体験では今回の修学旅行で最も楽しかったと言っても過言でない。中学生の2人も私たちの指導に協力してくれベストは尽くせたと思う。発表会では結果に結び付けることができず、悔しい気持ちでいっぱいだった。クラス全員がコーラス大会でのリベンジに向けて気持ちを切り替えているので必ず優勝する。一方、学年レクでは71回生全体での仲が深まり絆が生まれたのではないかと思う。団体戦と言われる受験へ向けて大切な一歩だと思う。
最終日のタクシー研修では古宇利島で天候にも恵まれて、とてもきれいな海を見ることができた。阪神のキャンプにも行くことができて多くの選手を見ることができたが、サインをゲットできず残念。
この修学旅行に全員で参加できなかったのは残念であったが、確実に71回生全員の距離が縮まり、全員が成長できた4泊5日の修学旅行であった。添乗員の方々、与論の方々、先生方、修学旅行委員など大勢の人々に支えられて成立したものであり、感謝の気持ちを忘れないようにしたい。
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H組
5日間の修学旅行は1日1日の時間が長く感じられました。でも5日間はあっという間に過ぎ、気がつけば最終日の飛行機という長いけれど短い、言葉にすれば不思議な時間でした。「なぜだろう」と考えると、1日が今までにないくらい充実して目が離せないくらいたくさんのことを体験したからだと気づきました。ガマでは五感で感じることができました。自分の目で見て耳で平和の叫びを聞き、全身で空気にふれることで、学校で学ぶものとは比べものにならない「平和」「戦争」について考えさせられました。
与論島では、スケジュールの中でも「大変そうだな・・・」と思っていたエイサーとキビ刈りが一番楽しかったと思えるほど大切な思い出になりました。みんなとまとまって何かを成し遂げる楽しさがわかりました。H組は短期集中型でみんなが同じ方向を向いた時は強いということがわかったので、残り少ない行事に生かしたいです。
書ききれない程本当にたくさんの大切な思い出ができました。
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H組
修学旅行を終えて、1日目から振り返ってみるととても内容の濃い4泊5日だったと思います。特に1日目のチビチリガマでは沖縄戦当時の様子や状況を聴き、知らないということはすごく怖いことだと思いました。米兵に対してひどいという印象がなければ集団自決などなかったと思うと、正しい情報をしっかりと知っていることはとても重要だと思い、それは今の私たちの時代にも言えることだと思いました。自分の前にある情報を取捨選択し、見極める力を持つことが戦争を二度としないためにも大切なことだと感じました。また、今もなお沖縄には米軍の基地がたくさんあり、沖縄の人にとってはまだ戦争は終わっていないのではないかと思いました。初めてガマに入ってみて、命の大切さ、まわりの人への感謝の気持ちなどを常に心においておくことが平和な世の中になるために大切だと感じました。
2日目、3日目の夜のエイサー練習は優勝できるように一生懸命頑張り、みんなでわからないところや改善した方がいいところを話し合い、教え合い絆が深まったと思います。最初はエイサーがしっかりと踊れるか不安でしたが、丁寧に教えてくださりとても楽しかったです。本番では今までで一番楽しく踊れ、優勝はできなかったけれど、3位に入賞することができてうれしかったです。この修学旅行を通してクラスの絆がより深まったと感じました。また、2日間与論島で色々な体験をさせてもらい島の方のあたたかさを感じました。島についた時やきび刈り、お宅訪問、離島の時、与論島についてから帰るまで島の方々の優しさや思いやりを常に感じ、とてもいい場所だと思い、また絶対に来ようと思いました。
4日目の夜のレクリエーションでは、夏、秋くらいから修学旅行委員で準備をしていたゲームやダンスをして、うまくいくか、盛り上がるか不安でしたが、みんなが楽しんでくれているのを見て、嬉しかったです。レクをするだけでもたくさんの時間をかけ準備をしました。そう考えると、この修学旅行全部を計画してくださった先生方や近畿ツーリストの方々はもっとたくさんの時間をかけ、私たちが楽しめるように考えて下さったと思うと感謝の気持ちでいっぱいです。
4泊5日の修学旅行を終えてとてもよかったと思え、心に残るものとなりました。ガマで学んだこと、与論島で感じた人々の温かさ、エイサーで深まったクラスの絆など、修学旅行での事をこれからの学校生活にもつなげ、修学旅行を終えてからも成長できるようにしたいと思いました。 |
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I組
修学旅行に行く前に、学年主任の先生がおっしゃっていた、「与論島の修学旅行は日本一」という言葉の意味が、修学旅行を終えた今、本当に分かりました。
沖縄での経験、与論島での経験のどちらにもそれぞれの良さがあり、学ぶこと、感じることが書ききれないほど多くありました。
1日目の平和学習では、今の自分について見つめなおす機会、沖縄からみた本土を見つめなおす機会になりました。
大切な人たちと、元気で毎日をすごせることに感謝して、それを行動で表せる人になっていこうと思います。
また与論島では島の人たちの温かみに触れて、感動と尊敬すると同時に、自分も与論島の人たちのようにもっと『温かい人』になろうと強く思いました。そして、大人になったらまた与論島に遊びに行って、どんな形でも恩返しをします。
サイクリングでは絶対に登り切れないとあきらめ掛けた上り坂がありました。でもその坂道を友達と励まし合いながら上りきり、そこから見た景色は本当に綺麗で、これからの人生の中でも「無理」なことはないんだと、強く実感し、成長したサイクリングでした。
本当にすばらしい人との出会いに感謝し、学んだこと、感じたことを常に心の中に置いて、温かい人になろうと思います。 |
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I組
私が5日間の修学旅行で一番印象的だったことは1日目のガマの見学です。特にチビチリガマでのガイドの方のお話はとても心に響き、残りました。私は沖縄での平和学習を経験するまで、沖縄の米軍基地問題や戦争の風化をあまり気に掛けずにいました。しかし、お話を聞いたり、実際に沖縄で米軍の飛行機の騒音を聞いたときその問題の重大さに気づくことができました。
戦争を風化させないためには私たち若者が戦争について学び、知り、考えて認識し伝えることが必要不可欠であるということを実感しました。他にも私たちにできることがあればしたいと思うようになりました。
そんなとき、修学旅行の5日目のタクシー研修が終わり、ゆいレールの駅に向かっている時、高校生が核廃絶の署名活動を行っていました。私と同じ高校生が戦争に対して行動をおこしているのを見て、私は少し驚いたのと同時に尊敬してしまいました。もちろん署名しました。その時私は戦争に対して小さな行動を起こすことが出来たと思い、彼らのようにもっと活動的になる自信が生まれたように感じます。この修学旅行はただ楽しいだけではなく、得るものがちゃんとあったと感じています。
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