■第67回生2学年科学総合コース(10期生) 
       −第10回科学総合コース探究発表会−

 平成26年3月15日実施      


日 時 平成26年3月15日(土)9:20〜12:30
休憩 午前10:45 11:00
場 所 蜻蛉ホール
発 表

科学総合コース2年生(10期生/67回生)男子21名 女子19名

   @ 氷室の研究
A 漆黒の生命体 ダンゴムシ-Armadillidiumvulgare-
B 塩に勝るものはなし!? 保存効果NO.1決定戦
C 愛しのアントシアニン
D 今、タンポポがすごい!
E Numer0n攻略法
F 最密充填 二次元版
G ホームランへの道
H 小水力発電PICO
講 評 兵庫教育大学教授  庭瀬 敬右 氏
兵庫教育大学教授  森 秀樹 
兵庫教育大学准教授
  M中 裕明 氏
(株)ベネッセコーポレーション 
 塚口 浩史 氏

感想文

 探究発表会を終えて

3月15日、私たち2年G組のメンバーは、年間最終行事として「探究発表会」に挑みました。探究発表会とは、科学総合コース独自のカリキュラムである「探究」で行っている研究の成果を発表する、中間発表会です。想像以上にたくさんの方が来てくださっていて、とても嬉しかったです。そしてそれ以上に緊張しました。発表に関しては、限られた時間の中で人にわかりやすく内容を伝えることが大切なプレゼンテーションで、成果をうまく伝えられた班も、そうでなかった班もありました。しかし、それぞれの班がこれからの活動の課題を見つけられた、とてもよい発表会になったと思います。

私達は2年生の4月から探究活動に取り組んできました。自分が調べてみたいテーマを持ち寄った4月。そこから、班が決まり、テーマが決まり、実験をして、結果をまとめて…本当にあっという間の1年でした。この1年、楽しいことも、苦しいこともたくさんありました。研究を進めていく中で、実験がうまくいかなかったり、これからどう進めればいいのか分らなくなったりと、たくさん悩むこともあり、苦労もしました。しかしその分、問題を解決し、自分達のテーマの答えに一歩ずつ近づいていくたびに、達成感を得たり、どんどん発想が膨らんだりと、研究することの楽しさを知ることができました。班全員で意見を出し合い、議論し、よりよいものを作り上げていくことができたと思います。

「探究」は、物事の意義・本質を探り、筋道をたどって明らかにすることという意味です。同音異義語で探し求めるという意味の「探求」と違うのは、物事を調べて終わりではなく、それからが大切であるところです。

これから私達は、この探究内容を論文にまとめていくことになります。その過程でさらに自分達のテーマを究めていけるよう、そして、これまでの先輩方に負けない素晴らしい論文を書き上げられるよう、これからも一生懸命探究活動に取り組んでいきたいと思います。

最後になりましたが、ここまで私達にたくさんの指導をしてくださったり、温かく見守ってくださった先生方、本当にありがとうございました。先生方のおかげで無事「探究発表会」を終えることができました。論文の完成までまだまだご指導をいただきますが、よろしくお願いします。
■2年科総探究セミナー 
       −プレゼンテーション入門ガイダンス−

 平成25年12月13日実施      
日 時 平成25年12月13日(金)3〜4校時[10:35〜12:25
場 所 視聴覚教室
対 象

科学総合コース2年生(10期生/67回生)男子21名 女子19名

講 師 ベネッセコーポレーション大阪支社 高校事業部 塚口浩史 先生
演 題 プレゼンテーション入門ガイダンス
その他 事後指導として、感想文(800字程度)を提出する

感想文

 今日の講義で、プレゼンテーションにおいて大切なことは、伝えたいことを絞って伝えるということだとわかりました。それは、十分という限られた時間である商品のプレゼンを考えて、一分間で発表するという課題をやったときに強く思いました。紹介する商品の特徴をたくさん羅列したプレゼンは、聞いているときは「なるほどなー」と思い、買いたいとも思いましたが、プレゼンが終わった後には何を話していたのかあまり印象に残っていないことに気が付きました。私たちの班は伝えることを一つに絞り、ミニ寸劇みたいな感じでプレゼンを行った結果、クラスの半分くらいの人数の人に、紹介した商品を買いたいと思ってもらうことができました。伝えたいことはたくさんある、それを誰かに伝えたい。こういう思いは持っていても、実際に実行するとなると、難しいところがあるのだなあと感じました。ただ情報量が多いだけではだめなんだとわかったし、多くのことを一気に説明されるよりも、一つのことを詳しく説明されたほうが聞き手にとってはわかりやすいのだろうと思います。
 また、制服やアルバイトの是非についてのディベートをしましたが、このディベートでは短時間であらかじめ決められた意見に理由をつけていくという流れでした。しかし短い時間のためにあまり話し合いを深めることができず、どの班も主張が説得力に欠けていた気がしました。このことから、伝える側が主張することを理解し、かつ明確にしておかないと、相手にもうまく伝わらないのではないだろうかと思いました。自分で自分のことをわかっていないのに、相手に伝えることができるわけがありません。自分の意見や考えを深めてから周囲に発表することも、プレゼンにおいて重要なことだとわかりました。
 来週には、今やっている研究の中間発表があり、そこでは今日学んだことを実践して、クラスのみんなに自分たちが研究したことについて知ってもらいたいです。「わかる」と「できる」は違うけど、実践していきながら、「できる」に近づいていけばいいなと思います。
■2年科総探究セミナー 
 ワンダフルバタフライ−不思議に満ちたチョウの世界−

 平成25年6月25日実施      




日 時

平成25年6月25日(木)5〜6校時

場 所 本校 化学教室
対 象

科学総合コース2年生(10期生/67回生)男子21名 女子19名

講 師 京都教育大学 教授 村上忠幸 先生
演 題 ワンダフルバタフライ−不思議に満ちたチョウの世界−
その他 事後指導として、感想文(800字程度)を提出する

感想文

 今日のコースセミナーは「悔しい」という感情を抱いた。梅干から塩を取りだす実験をした。前回のように思い思いの方法で実験を繰り返した。
 最初の方は、なかなか順調だったが、後半はあまりうまく進められなかったと思う。しかし、最初のほうに行った方法が、最も正解に近かったというのを最後に聞いて、本当に悔しかった。
一歩違う方向に進んだだけなのに、正解にはたどり着けなかった。あと少し、粘ることができたら正解に辿りつくことができたかもしれない。
 これは、すこし、人生に似ているかもしれないと思った。前回は、答えのない問いと、答えのある問いについて考えた。しかし、今回、答えのある問いに限って考えると、今回のように一歩の違いでその先の結果が大きく変わってしまう。
 今回は、本当にあと少しの差だったと思う。少し考えを深く持ち、試せばよかったと、後になって思った。今回の後悔から学んだことは多かったと思う。まず、知識を持っておくこと。やはり、知識を持っているのと、持っていないのでは、持っているものが強いからだ。
 そして、その知識をいかに引き出してくるかである。適切な時に適切な知識を引きだすことができなければ、答えのある問いでは、答えにたどり着けないと思うからだ。
 さらにいえば、答えのない問いでは、適切な知識を引き出すだけでなく、柔軟な発想で、関連性の見当たらない知識をも関連づけて引き出せることが必要だと思う。今回の失敗で、これだけのことを学ぶことができた。成功していたら、学ぶことができなかっただろう。そう意味では、今回の失敗はしてよかったと思うことができた。
 今後、重要な局面で、今回のような失敗をしなくてよかった。今回は実験の中だったので、人生に直接かかわるような失敗ではなかった。
 今、感じたのは、自分が失敗にとらわれすぎているということだが、これからの人生はそういう勝負で溢れていて『負けたら終わり』といっても過言ではないと思う。だからこれからも意識はしていこうと思う。そういう勝負を経験して、どんどん、これからも挑戦していこうと思う。
 僕は、財産よりも知識のほうが大事だと考える。財産は、無くなってしまうかもしれない。知識は、無くならない。不謹慎な例えかもしれないが、津波が来たら、財産は無くなってしまう。知識は自分が生きている限り残る。財産を失っても、知識で、人生を立て直すことができる。
 知識というのは少しニュアンスが違うかもしれないが、今日学んだことをこれからに生かそうと思う。
■2年科総探究セミナー 
     〜科学は探究的に取り組んでこそ面白い〜

 平成25年6月18日実施      
日 時

平成25年6月18日(木)5〜6校時

場 所 本校 化学教室
対 象

科学総合コース2年生(10期生/67回生)男子21名 女子19名

講 師 京都教育大学 教授 村上忠幸 先生
演 題 科学は探究的に取り組んでこそ面白い
その他 事後指導として、感想文(800字程度)を提出する

感想文

私は今回のセミナーで、本当の実験の面白さが分かったような気がします。今までの実験は答えへのレールがもともと用意されており、それに沿って実験を行うという考えることはこれっぽっちもしないものでした。ただただ分かりきった結果に本当にそうなった、と思うだけの面白味のないものでした。しかし、今回は違いました。班の子と協力してどうしてそうなるのか、どう実験をしたらどのような結果が得られるのか、常に考えながら、1時間を過ごしました。実験道具は教室にあるものを使い、何をどう実験したらよいのか、正解が用意されていない実験にひたすら悩みました。しかし、それがしんどかったかと聞かれるとそうではありません。とてもわくわくしました。答えに近づいているという手ごたえを感じながら実験を進められましたし、班の子全員で意見を出し合い、仮説を立て、さまざまな結果を得て、考察する、本来の実験はこういうものであるんだなと改めて思いました。今まで、実験をするときに仮説をどうして立てるのだろうか、と思っていましたが、今回はそれを思うことなく、自ずと立てていました。これをこうしたらこうなるかもしれないから実験してみて、もしこうなったら次はこうかな、と。仮説を立てないと実験は始まらないんじゃないかとも思いました。今回の実験で得たものはものすごく大きいです。自分で考えて答えを導くこと、周りの人の意見に耳を傾け思案すること、失敗から学ぶということ、そして何より探究するということが分かったように思います。答えがないからこそ、悩みますが、結論の方向が見えてくるときは、なんとも嬉しい気持ちになります。また、班の子それぞれの特長を活かしながらの実験は、とても深いものがありました。支え合うというのか、補い合うというのか、村上先生も初めにお話されていたように、お互いの短所を補い合うのはグループ活動する際にとても大切なことだと思いました。実験の本質に近づくことができ、本当によかったです。ありがとうございます。
■2年科総探究 
        −科学総合コース第9回探究発表会

 平成25年3月21日実施      
日 時

平成25年3月21日(木)1:30〜4:00

場 所 小野市うるおい交流館「エクラ」
対 象

66回生第2学年全員
科学総合コース1年生(10期生/67回生)
科学総合コース新入生(11期生/68回生)
職員
卒業生・保護者・地域の皆さま

発表 66回生科学総合コース2年生40名
内容 プログラム
■2年科総探究 
             −中間発表会−

 平成24年12月20日実施      



日 時

平成24年12月20日(木)10:25〜12:05

場 所 コンピューター室
対 象

科学総合コース2年生(9期生/66回生)男子19名 女子21名

講 師
内容 3月22日(金)に小野市うるおい交流館「エクラ」で実施する探究発表会に向けて、各班の研究についての進捗状況を発表しました。
 活発な質問や意見交換が出来ましたので、さらに研究内容を深めることができました!
その他
■2年科総探究セミナー 
       −より良いプレゼンをするために−

 平成24年12月14日実施      



日 時

平成24年12月14日(金)3〜4校時[10:25〜12:05]

場 所 本校 視聴覚教室
対 象

科学総合コース2年生(9期生/66回生)男子19名 女子21名

講 師 ベネッセコーポレーション大阪支社 高校事業部 塚口浩史 先生
演 題 より良いプレゼンをするために
その他 事後指導として、感想文(800字程度)を提出する

感想文

 今回の探究セミナーはベネッセコーポレーションの塚口先生に来ていただいて、プレゼンテーションのやり方を、自分たちでプレゼンをしてみて具体的にどうすれば、よりよいプレゼンができるのかを教えていただきました。その前にプレゼンにおいて、最も大切な「笑・傾・拍」について話していただきました。これは、笑顔・傾聴・拍手ということで、プレゼンをするときは笑顔で、他の人のプレゼンは考えながら聞いて拍手をしっかりするという、プレゼンにおける礼儀のようなものですが、今までの自分を振り返るとあまりできていなかったのかなと思うので、これから意識していきたいと思いました。
 まずは、じゃんけんを例に「わかる」と「できる」の違いを教えていただきました。2回ルールを変えてじゃんけんをしましたが、最初と変えられたルールは頭では分かっていても、いざやってみるとなかなかうまくいきませんでした。勉強でも授業中では分かっていても、実際に問題集をやってみると、いまいち分からないということがよくあるので、理解したことを実践し、うまくいかなければ何がダメなのか考えていくことが大切だと思いました。
 次に、実際に身近なもののいいところを1分以内でプレゼンする、ということをしました。自分たちでやってみて、また他の班のプレゼンをきいてみて思ったのが、実際に使って見せたり、日常生活でどのように使うのかを具体的に説明されると、とても分かりやすいということです。言葉でこまかいことをいろいろ言われるより、目で見たり頭の中で想像できたりするとその商品が分かりやすく伝わると思いました。また、端的にその商品を表したキャッチフレーズのようなものがあれば、印象に残りやすいのかなと思いました。
 最後に塚口先生が「一番伝わるのは心からのメッセージ」と言われていたので、そのことを普段の生活でも意識して、また探究の発表会も頑張りたいと思います。プレゼンの講義をしていただいてありがとうございました。