■1年科学総合コース
「JICA関西」
「理化学研究所多細胞機能総合研究センター(CDB)」


施設見学
平成27年7月24日実施

(1)JICA関西

先生の言葉には世界を見てきた実感がありました。

ランチにはルワンダ料理を食べました。食文化の違いを知ることから始まる国際交流も

(2)理化学研究所多細胞機能総合研究センター(CDB)

iPS細胞でつくられた細胞シートを観察しました。

マイクロインジェクションによる卵への遺伝子導入をシミュレーションで体験しました。

◆日 時

平成27年7月24日(金)

◆対 象 科学総合コース1年G組
◆目 的 施設見学
◆内 容 JICA関西 および  理化学研究所多細胞機能総合研究センター(CDB)

感想

 JICA関西

日本の国際貢献や海外青年協力隊の活動を知るとともに、国の数では大半を占める発展途上国の現状を知る良い機会になりました。

 
 理化学研究所多細胞機能総合研究センター(CDB)
発生の不思議からiPS細胞を用いた世界初の臨床応用の話まで、バイオサイエンスと先端医療の 最前線を身近に感じることができました。
■1年科学総合コース
「植物の生存戦略を考える 〜職業としての研究者〜」

平成27年7月15日実施
植物の組織からDNAを抽出しました。   葉の形は多様だけれど、意外にも共通性もありました。  
◆日 時

平成27年7月15日(水)

◆対 象 科学総合コース1年G組
◆目 的 演題 「植物の生存戦略を考える 〜職業としての研究者〜」
◆内 容

植物の生存戦略からみる生命科学について、オジギソウの観察やDNAの抽出実験に取り組みながら楽しく学ぶことができました。科学者としての生き方について考えることもできました。

◆場 所 本校
◆講 師 京都大学化学研究所 柘植知彦先生
■3年科学総合コース
「自己を実現するってどういうことだろう?」

平成27年7月15日実施
 
◆日 時

平成27年7月15日(水)

◆対 象

科学総合コース3年G組

◆目 的 演題 「自己を実現するってどういうことだろう?」
◆内 容

3年間のコースセミナーの締めくくりをし、今まで取り組んできた探究の取り組みと大学での学びのつながりを学びました。
自己実現に向けてこの夏にどう飛躍するか、各自が真剣に考えることができました。

◆場 所 本校
◆講 師 兵庫教育大学 森 秀樹先生
■2年科総コース
卒業生を囲む会

        

平成26年3月15日実施






◆日 時

平成26年3月15日(土)[12:00〜15:30]

◆対 象 科学総合コース1年G組 (男子21名、女子19名)
◆目 的 今年度の大学入試で栄冠を勝ち取った本校コース卒業生の経験談を聞くことにより、受験生としての自覚や意識を高め、学習意欲の更なる向上を図る。
◆内 容 午後2時〜午後3時 全体会
・各講師が5分程度をめどに、自身の経験談やアドバイスを生徒に行う。
午後3時〜午後3時30分 個別質問会      
◆場 所 多目的ホール
◆講 師 10名程度(文系2〜3名、理系7〜8名)
*本校65回生または66回生で、3月11日までに今年度の大学入試に合格し、新年度からの入学先が決定した卒業生

感想文

 今回、小野高校を卒業され、大学に合格された先輩方のお話を聞かせていただいた。
 先輩方自身の口から語られる成功談・失敗談は様々だったが、こういう機会でなければ聞くことができない話ばかりだった。
 なかでも、六十五回生の国公立大学医学部医学科に合格された先輩のお話は僕にとって特にためになるかつ重要なお話だった。
諦めずに続けること。ただ、がむしゃらにだけではなく、自己を分析するなどして学習に工夫を施してゆくこと。これだけではないが、
お話を聞く限り自身でおっしゃっていたように本当に『努力の人』なんだと思った。
 このような機会があることにより、受験に対して意識を改められたと思うし、これからのモチベーションアップにもつながった。
これまで受験に不安を覚えるだけで何もしていなかったのは、大学受験に関して知らないことが多かったからだと思う。
それを今回の座談会を通して少しは知ることができ、集中して勉強に取り組むしかないということを知った。
 これから苦しいことも多いとは思うが、今日聞いたお話を思い出し、先輩方のようになることを目指し日々頑張っていくことを決意した。
■1年科総コースセミナー 
   「現代における能の意義『気』実技を体験する」

        

   平成26年2月12日実施      
◆日 時

平成26年2月12日(水)5〜6校時[13:10〜15:00]

◆対 象 科学総合コース1年G組 (男子30名、女子10名)
◆演 題 「現代における能の意義『気』実技を体験する」
◆場 所 蜻蛉ホール
◆講 師 瓦照苑 上田拓司 先生

感想文

 今回のコースセミナーは、いつもとまた違った感じで面白かったです。ただ、私はとにかく音痴なので、音を何度もはずしてしまい、かなり恥ずかしかったです。気というものについて聴いたとき、初め、心とどう違うんだろうと思いました。また、気はどうやって身につけたらいいのかと、疑問がたくさんでした。しかし、話を聞いているうちに、少しずつ謎が解けてきたような気がしました。
 一番初めの話では、季節を色で表すことについて知りましたが、正直イメージと全然違うなと感じました。例えば春はピンク、冬は白じゃないのかなと思いました。しかし、説明を聞いて納得しました。桜や雪といったものは、その季節の時に見えるものの一つにすぎず、それがその季節のすべてというわけではないと気づきました。目で見たものだけで判断した色より、いろんな角度から心で見て、感じた色の方がずっとすてきだなと思いました。そして、その後、春についての詩を詠みましたが、言葉だけで春を表現するのは難しいなと思いました。音楽の世界でも、流麗なメロディーとリズムで季節を表した曲はたくさんありますが、それを聞いて、どうしてそう感じるのかを口で説明するのは、とても難しいことです。だから、どうやって自分で表すかというのは、もっと難しいことです。初めは、遅れないよう、外れないように、ついて行くのに必死で、春らしさとは何だろうと考える暇もありませんでした。でも、いろんな話を聞いたり体験したりしながら、一つのイメージが頭の中に浮かんできました。ようやく暖かくなったという開放感、心の底から沸き上がってくる喜び。伸び伸びとしていて、心地の良い感じ。私は春らしさとはそんなものだと感じました。
 同時に、気がどういうものなのかということについても、一つの自分なりの答えが浮かんできました。それは、心のように自分の意識だけで成り立つものではなく、その人自身の人間性や生き方、心の持ちようがじんわりと伝わってくるようなものだと思います。気を身につけるということは、自分自身を鍛えることなのかなと感じました。今回の体験を活かし、気を身につけて自分をもっと成長させていきたいです。
■1年科総コースセミナー 
        『植物の生存戦略』第2回

        
−植物研究の最前線「情報伝達と形態形成の制御」−
平成26年1月24日実施      
日 時

平成26年1月24日(金)5〜6校時[13:10〜15:00]

対 象 科学総合コース1年G組 (男子30名、女子10名)
演 題 『植物の生存戦略』第2回
−植物研究の最前線「情報伝達と形態形成の制御」−
場 所 化学教室
講師 京都大学化学研究所 准教授 柘植 知彦 先生

感想文

今回二回目のコースセミナーでした。植物のいろいろな話をしてもらいましたが、植物がなぜあのように様々な形をしているのかというと環境適応するためだというのを知りました。動物のように住みやすい所に移動することができないので、それぞれがその環境に対応できる形になっている植物はとても面白く、すごいなと思いました。
 この前のコースセミナーの時でもそうですが、能動的選択をしろという事がとてもいい考え方だなと思いました。部活でテニスをしているのですが、試合になると弱気になって攻守の選択をせずなんとなくやっていました。でもこの言葉で自分から攻めるところはガンガン攻めて、失敗しても自分が選んだんだという気持ちでやるのを意識すると強くなれました。
 CSNについての話は見事ぶっちぎられました。これが大学のレベルなのかと驚かされました。実験をして結果がでてそれで終わりじゃなくて、じゃあ動物の場合はどうなんだろう?とか何が働いてこうなったんだろう?など次々と謎が出てきていて、研究はワクワクするなと思いました。
 DNAの実験は楽しくやれたし、初めてDNAを見たので面白かったです。
 最後の先生の話を聞いて、大事な選択をするのはまだ先のことだと思っていましたが、不意に選択をせまられることがある事を知りました。先生の言うように選択するためにはその事についていろいろ知っていないといけないと思います。どんな選択が待っていようとしっかり考えた上で自分が正解だと思えるほうを選択したいと思いました。 
■1年科総コースセミナー 
     『現代における能の意義『心』作品を考える』

平成26年1月14日実施      
映像の紹介
 シテ(仕手)は全て上田拓司
1、「養老・水波之伝」 老いを養う山神。人間の速さを越えた位で舞う。神。
2、「経正」 戦で討ち死にをし修羅道に落ちた武将、平経正。男。
3、「杜若・恋の舞」 草木国土悉皆成仏の御法を得て喜ぶ、杜若の花の精。女。
4、「安宅」 源頼朝から攻められ、奥州へ落ち延びようとする源義経一行を、北陸安宅関で智略によって通そうとする武蔵坊弁慶。狂。
5、「雷電」 失意の内に死んだ菅原道真の霊が、京の都へ雷を落とす。鬼


 能「安達原」の紹介

 拾遺集「みちのくの安達が原の黒塚に鬼こもれりといふはまことか」、大和物語、鬼女伝説を題材にした曲です。  熊野山伏が廻国行脚して、陸奥国安達が原で行き暮れ、あたりの淋しい一軒家で宿を求めます。そこには老女が住んでおり、山伏の求めで糸繰りを見せ、やがて薪を取に山へ出かけます。老女の留守中に閨の中を覗くと、死骸が積み重ねられており、これこそ安達が原の黒塚の鬼の住みかであったと、山伏一行は逃げて行きます。老女は鬼の正体を現し、山伏を食い殺そうとしますが、山伏に祈り伏せられて消え失せます。

能は、人間の逃れることの出来ない四苦八苦「生」「老」「病」「死」「愛別離苦」「怨憎会苦」「求不得苦」「五薀盛苦」を扱っている。

能について                            上田拓司

 能は、室町時代にそれまであった、猿楽、田楽などの芸能を、集大成し、現代まで続いている舞台芸術です。
 特に、足利3代将軍義満などの庇護の下に、世阿弥などによって貴族的趣向に作り上げられました。
 又、江戸時代には、武家の式楽として続くとともに、町人の間でも、稽古事として、教養として広く愛好されました。寺子屋で教えていたのも、読み書きソロバンと、能の詞章である謡であったといいます。
 近代、現代においても、その発声法、呼吸法から、健康の為にそして一生楽しむことの可能な趣味として、そして教養として、愛好されてきました。
 能には、2つの大きな要素があります。1つは「空間の充実」であり、もう1つは、「心の成長」です。
 「空間の充実」とは舞台上の表現の技術であり、能の表現の手法です。「花」「迫力」「美しさ」「静中動あり」「動中静あり」などの言葉であらわされる事です。これは舞台の演者が、稽古によって、一生追い求めてゆきます。
 「心の成長」とは、演じる側も、観る側も、その能に触れた人が、人間の逃れることの出来ない真実を感じ、人間の心の内の、いつの時代にあっても、不変であるものについて考えさせられる事によって、物の見方、考え方を深めていくという事です。充実した空間から伝えられる事によって感動し、その感動によって心を成長させてゆくのです。
 現代社会において、いろいろな悲惨な事件がおきている中で、「心の教育」について、その重要性が説かれています。又、能はこのたび、ユネスコの「無形遺産」と宣言されました。国際的にも長い間注目されていた舞台芸術です。約650年ほどの間、一度も絶えることなく、人々の心を捉えてきた能に触れる機会を、是非とも持っていただきたいと願っています。
日 時

平成26年1月14日(火)5〜6校時[13:10〜15:00]

対 象 科学総合コース1年G組 (男子30名、女子10名)
演 題 「現代における能の意義『心』作品を考える」
場 所 視聴覚室
講師 瓦照苑 上田拓司 先生

感想文

 今回のテーマであった「能」について私はあまり深く知りませんでした。中学校の時、社会の授業で少し習ったくらいで、実際に見に行ったこともなければ、どのようなことをしているのかさえよく理解していませんでした。上田先生が私たちに最初に質問されたのは、「能は古いからすばらしいものだと思いますか?」ということでした。私は思わず手をあげてしまいましたが、上田先生はそのような考えの持ち主ではなく、「能は古いから残っているのではなくて、その時代ごとに能を好んでくれる人がいるからこそ、約650年前から現代まで途切れることなく残っているのです。」とおっしゃいました。能をよく知らない私達からみると、能のうわべだけを見て、「古いからいい」と思ってしまいがちだけれど、そうではなくて能の素晴らしい点はもっと違うところにあるのだなあと感じました。能は何かが欠けると、成り立たなくなってしまい、シテ・ワキ・鼓・笛…それぞれが主役となって公演しているのだということを知りました。能の良いところのひとつに、性別に関係なく、老若男女,神,鬼…どんな役でも演じられるという点があります。今日いただいたパンフレットや、講演中に見せていただいたビデオのなかで、上田先生はさまざまな役柄を演じておられすごいなあと思いました。また、2歳のときから舞台に立っておられると聞いたときはとてもびっくりしました。そんなに幼いときから日本の伝統芸能に触れられるというのはそうそうできる経験ではないし、すごく貴重なものなのではないかと思います。次の講演は実技も交えながらしていただくということなので、能に触れることができそうで楽しみです。
 能は、本当はそうは思っていないのに逆になってしまう人間の悲しさ、不器用さ、苦しさを表現できるものです。難しい表現だし、能ならではの表現もたくさんあると思います。今日のコースセミナーでは、能について少しでも知れたような気がしました。次回のコースセミナーではより深く理解できたらいいなと思います。

 
■1・2年生合同 科総コースセミナー 
     『地震を知って震災に備える』

平成25年12月19日実施      
日 時

平成25年12月19日(木)10:35〜12:25

対 象 科学総合コース 2年A〜G組 (240名) 1年G組(40名) 合 計 280 名
演 題 「地震を知って震災に備える」
場 所 蜻蛉ホール
講師 尾池 和夫(おいけ かずお)先生
(理学博士、京都大学元総長、京都大学名誉教授
現 京都造形芸術大学学長  
専門は地震学、地球科学    

感想文

 今日のセミナーは1,2年科総と2年普通科でうけた。去年もこのようなことがあったなということだけは思い出した。
 今日は京都大学元総長の尾池先生の講義だったが、前日、先生のことについて調べてみると総長カレーの開発に携わっておられ、そのカレーが、2013年5月までに1億3000万円以上を売り上げたそうだが、尾池さんがもらったのは、カレー5箱だけだったと言う話を読み、穏やかな人かなと思っていたが、予想通りだった。
 先の東日本大震災から特に地震について考えたり、話を耳にするようになった。これまでは、漠然と地震そのものを恐れていたが、本当に恐ろしいのは地震ではなく震災だと思った。地震でただ地面が揺れるだけならそれほど怖くはない。人や建物があって、地面が揺れることによってそれらに被害が出たり、大事なものを失うのが怖いのだと知った。
 また、先生のしておられる地震予知にはいろいろな方法があることを知った。データからみて、巨大地震の前にもある程度兆候があって、おおまかな予測はできるのではないかと思った。
 さらに、巨大地震ではなく、小さな地震のときでも、他の家の人との揺れの大きさの違いから、自分の家の耐震構造をだいたい評価するという方法は思いつかなかった。減災といわれている今日にこそ必要な日頃からの注意だと思った。
 また、先生がおっしゃった、吾唯足知という言葉もとても大事なことだった。われ ただ たるを しる。欲張らず今の自分を大切にせよという意味だ。今日の先進国は過剰なモノ・サービスの中にあると思う。欲しい時に、欲しいものを、欲しいでけ手に入れられる。それにも関わらず、さらにさらにという風潮がある。しかし、震災にあってしまうとそれが断たれるし、それより、普段から過剰分で捨てられるならば、なぜ足りないところに回さないのか。(特に食糧を貧しい地域に)
 どこかでみた一節に、「奪い合えば足りないけど、分け合えば余る」というのがあった。
そういう心が窮地において必要なのだと感じた。それが社会的でう物である人間にとって、人間としてのアイデンティティであると思う。1回で様々なことを考えさせられた、とても有意義な講義だった。
 来るべき日に備え、できることを出来得る限りして、備えておこうと思う。

 
■2年科総コースセミナー 
     『砂山の幾何学』

平成25年11月22日実施      
日 時

平成25年11月22日(金)5〜6校時

対 象 2年生科学総合コース(男子;21名、女子;19名、計;40名)
演 題 『砂山の幾何学』
場 所 多目的教室
講師 兵庫教育大学 准教授 M中 裕明 先生

感想文

 今回の講義はこれまでと違い、僕たち自身が考えることが多かったので大変興味深かったです。「砂山の幾何学」というタイトルから、数学のお話なんだろうだろうなということは分かったのですが、普段見慣れている砂というか粉に幾何的な規則性があるのか、というのが、今回の講義前に感じていた疑問でした。しかし、いざ先生の講義を聞いたあとだと、今まで見慣れていた砂も、なんと奥が深いのだろうと思うようになりました。何より感動したのは、積みあがった砂山の高さ、また形が、たった一つの原理を元に解明することができる、ということです。円や、正方形、また多角形などもそうですが、放物線や、穴の開いた円などより複雑な形をした底の砂山でも同じような性質を持っているというのも驚きました。
 また、今回の講義を受けて、実験についてもひとつ重要なことを学びました。それは、十分な仮説をもって実験に取り掛かる、ということです。「こうなるだろう」という確信をもって、確かめる、という目的で取り掛からなければならない実験もあるというのは新感覚でした。講義の最後に先生がおっしゃった「カタストロフィー理論」も、強く印象に残りました。入力値は連続なのに出力値は不連続などということは、高校の学問ではありえませんが、現実の現象ではたくさんあります。それを解明しようという理論だというので、大変興味をひかれました。量子力学など、もっと細かい話も面白いと思いますが、今回やったような、現象や事象を数学的に捕らえようとアプローチするような物理学もおもしろいなと思うようになりました。
 今回の講義は、僕にとって大変大きなものになりました。前半の内容は高校の数学で十分理解できるような話で、簡単だったのですが後半は同じ内容のはずなのに少し複雑になっている気がして、不思議な感じがしました。そしてそれと同時にとても面白かったです。今回の経験を、これからの理系科目に生かしていきたいと思います。本日は忙しい中、ありがとうございました。
■2年科総コースセミナー 
     『電子デバイスの概要』

平成25年10月25日実施      
日 時

平成25年10月25日

対 象 2年生科学総合コース(男子;21名、女子;19名、計;40名)
演 題 『電子デバイスの概要』
場 所 多目的教室
講師 元 パナソニック(株)材料プロセス研究所 所長 原田 真二 先生

感想文

アイデア勝負の次世代?

 今回のコースセミナーは『電子デバイスの概要』。 身近にある電子機器の凄さを体感できました。同時に今の電子機器業界の厳しさも知りました。僕は今も新しい技術が発見され、工学技術はまだまだ発展している最中だと思っていました。
 たしかにまだ発展は続いているようですが、想像しているよりはよりシビアな環境での発展でした。昔なら、日本人は手が器用という武器があるので海外とは差をつけることができた。でも今はその技術も漏えいし、中国や韓国、他の国、企業に差をつけることができないというのは、ニュース等で知ってはいました。しかし実際の現場に携わっていた原田先生の言葉はニュースよりもとても説得力がありました。将来どうすれば日本の企業は復活できるのか、は言い過ぎかもしれませんが、将来このような電子機器に携わるときにどういうことを考えて物を作ればいいのかというヒントは得ることができたと思います。
 ニーズを得る。というのはよくある話ではありますが、そのニーズをどうやってつかむのか、ということで、今までのメディアの歴史に基づいて、その流れに従って新しいものを作っていく。まったく新しいもの、新しい手法、新しい視点でものを作る。画期的なだけではなく、多くの人がそれを使いたくなるような新しさを追求する。色々なアプローチの仕方がありました。お客さんの求めているものを作るということはぶれず、自分勝手に作りたいものを作っていてはいけないのかと感じました。
 今、技術の発達は、新しい方向というより、一度できた道をどんどん突き詰めていく発展の仕方になっていると感じました。軽量化、それに伴う省スペース化。それによる各機器の干渉を取り除いて最高のパフォーマンスを出そうとする。普段使っているスマートフォンの凄さを改めて感じました。
 このような話を聞き、「まったく新しいものを作る」ということと「今まであるものを改良する」ということができるようになるべきだと思いました。この2つは相反しているかもしれませんがどちらもそれ相応の知識がかなり必要です。担任の先生も仰っていましたが、まだまだだと思いました。知識をもっと増やして、将来に備えたいです。

 
■1年科総コースセミナー 
          『文系、理系、そして教養』

平成25年10月25日実施      
日 時

平成25年10月25日(金) 

対 象 1年生科学総合コース(男子;30名、女子;10名、計;40名)
演 題 文系、理系、そして教養
場 所 計算事務室
講 師 兵庫教育大学  教授  森 秀樹  先生

感想文

 私は理系に進もうと思っています。私は将来薬剤師になりたいと思っているし、数学の力をもっと伸ばしたいからです。でも理系に進むにあたって不安もあります。今の数学ですら難しいと感じているのに、2年3年となっていくにつれてもっと難易度が上がっていくし、ついていけるかとても不安です。しかし、文系に進もうと理系に進もうと、数学をしなければならないことは明瞭です。一見理系の科目だと思われがちな数学は文系にも理系にも必要な要素であり、大切にしていかなければならない教科だということが分かりました。文系だから理系の強化はあまりできなくてもいい、理系だから文系の強化はあまりできなくてもいい、と思うのではなくてどの教科にも力を入れて一生懸命取り組んでいきたいと思いました。
 今回の森先生のお話のなかで印象に残ったものがあります。1つ目は物事には「相互作用」があるということです。簡単なことがわかれば、その先のより難しいことを予測することができる、難しいことがわかれば、より簡単なことをつきとめることができる。世の中のサイクルは相互作用によって成り立っているんだと思いました。しかし、前もって予測することのできないカオスという現象では相互作用という関係は成り立たなくて、こういうところが哲学なのかなあと思いました。2つ目は自分の能力が活かせるのは周りの環境によるということです。今この時代に生まれたからこそ活かせる能力があるのであって、もっと昔に生まれていたら認められない能力であったかもしれません。周りからの影響というものが自分に大きくかかわってくるのだと思いました。
 これから、自分の人生にかかわる文理選択という分岐点を迎えます。自分になにが合っているのかを考えつつ、しかしすべての教科において全力をつくしていきたいです。
■2年科総コースセミナー 
     『丹波焼の伝統と新感覚との融合を求めて』

平成25年9月27日実施      
日 時

平成25年9月27日(金)限

対 象 2年生科学総合コース(男子;21名、女子;19名、計;40名)
演 題 『丹波焼の伝統と新感覚との融合を求めて』
場 所 多目的教室
講師 陶勝窯  市 野 勝 磯 先生

感想文

 僕は実際にろくろを回してお皿を作ってみました。思っていたよりも全体を同じ厚さにするのはとても難しかったです。先生の見本は整っていてやっぱり経験はすごいんだなあと思いました。力の入れ具合とか難しい部分はたくさんあったけど、いい経験ができたと思うので良かったです。
 先生のお話の中で様々な体験をすることでより良い物ができるようになるという言葉がありました。僕は興味がある分野についてはニュースとか本を見たりもします。でも新しいことも取り入れることはとても大切なんだと感じました。先生もろくろだけでなく、オブジェとかも作っておられると聞きました。様々な分野からいろいろな情報を入手するということで自分のことにもつなげられるんだと思いました。
 グローバルな社会について先生は自分の国の文化に自信をもって外国へアピールできることだということを聞きました。やっぱり自分のことに自信をもつことは大切なんだと思います。そうするために自分も頑張っていかなくてはいけないと思いました。
僕は今回今までやったことのないろくろを使った体験もできたし、今までにない新しい意見も聞くことができたので良かったです。これからは幅広い分野に興味をもちながらいろいろなことに挑戦していきたいと思いました。
 
■3年科総コースセミナー 
     『電子デバイスの動向』

平成25年9月26日実施      
日 時

平成25年9月26日(木)5〜6限 13:10〜15:00

対 象 3年生科学総合コース(男子;19名、女子;21名、計;40名)
演 題 『電子デバイスの動向』
場 所 多目的教室
講師 元 パナソニック(株)材料プロセス研究所 所長 原田 真二 先生

感想文

 今回のコースセミナーでは、「電子デバイスの動向」ということで最先端の電子デバイスについて、また企業の技術開発について話していただきました。僕は、今回お話していただいたようなスマートフォン等の電子デバイスが、どれほど使いこなせるかは別として、使うのが好きです。スマートフォンの機能を試したくていろいろやったりするのですが、実際に使ってみることのできる機能や、裏でいろいろな働きをしているデバイスなどの話をたくさんしていただき、とても楽しくお話を聞かせていただきました。日本は、半導体などの技術において世界のトップに立っているということは、よく耳にするのですが、それがどれほど凄いことをしているかはあまりはっきりとイメージできていませんでした。ですが今回実物を見せていただいたりしてこんなことができるのかと驚きました。
 また、技術トレンドの変化についても、開発者の目線から話していただきました。テクノロジーの変化によって開発スピードも大きく変わったことが大きいというお話がありましたが、ロードマップのお話もあって、企業での開発がとても厳しい世界である一方、何年も先を予測して開発をしているというのが大変興味深かったです。開発からそれが世の中に出回るまでにはある程度時間がかかるから、最先端の技術はもっと進んでいると思っていましたが、その予想を上回る先にまで技術が進んでいると、今回お話を聞いて感じました。今開発が進められているものは、何年も先を見越しているのかと思うととても興奮しました。
 高校の時に学んだ知識が大学や社会で活きてくるから、将来使う知識の基本を学んでいるという認識を持とうというお話がありましたが、今回のコースセミナーではそのことをとても感じることのできる機会であったと思います。授業中に、こういう仕組みを応用したものにあんなものがある、というような話はありますがあまりパッとしないこともありました。ですが今回のコースセミナーでは、自分の知っている高校レベルの知識が最先端の技術でスマートフォンなど身近なものに使われていることが感じられました。今回お話をしていただいて、自分の中であまりはっきりとしていなかった最先端の技術の開発に関わる仕事というものが、身近なものを例に出していただいて具体的なものになりました。また、日本の世界に誇る技術をたいさん説明していただき、とても充実した時間となりました。ありがとうございました。
■2年科総コースセミナー 
  京都大学大学院での模擬授業の受講及び施設見学

平成25年9月19日実施      

柴田先生@

柴田先生A

馬場先生@

馬場先生A
日 時

平成25年9月19日(木)8:30〜16:30

対 象 2年生科学総合コース(男子;21名、女子;19名、計;40名)
目 的 本校第2学年における進路指導の柱である学部学科研究とその延長上にある第一志望届作成に向けての一助とする。
また文系・理系の枠を超えて教養や興味・関心を涵養し、学習意欲の更なる向上を図る。
場 所 京都大学吉田キャンパス 京都市左京区吉田本町
講師 京都大学大学院理学分野 准教授(生物)   柴田 典人 先生
                  准教授(化学)   馬場 正昭 先生

感想文

  プラナリアについての講義では、驚くことばかりでした。私が中学生の時に今の大学1年生の科総の先輩方が、探究発表会でプラナリアの実験の発表をされていたので、プラナリアという生き物自体は知っていました。それが切っても切っても再生することも少し知っていました。しかし、クラスのみんなの質問の中で、頭が2つになったり、両方頭になるプラナリアもできると聞き、それは知らなかったのでとても驚きました。また、1匹のプラナリアから23年間も増え続けていると知って、プラナリアの生命力の強さを感じさせられました。人間である私も、プラナリアのように再生能力があればなぁ…と思ってしまいました(笑)。でも、人間が再生能力をもってしまうと、次々と人が増えていく一方になって、ものすごいことになってしまうような気がします。人間の再生も見てみたいとは思いますが(笑)
  どうしてプラナリアは成長していったらそのまま大きくなるのではなく、自ら分裂するんだろう、と不思議に思いました。大きいままでへ不都合なことがあるのでしょうか。(大きくなったプラナリアはあまり想像がつきませんが…)生き物にはたくさんの不思議があるんだなと思いました。しかし同時にそれが生物の面白さでもあるんじゃないかと思います。
  初めてプラナリアの実物を見て、その小ささに驚きました!あんなに小さな身体なのに、一生懸命に子孫(?)を増やしているプラナリアの生命力に感動しました。プラナリアの入っているケースを少し揺らすと、プラナリアが丸まったような気がしました。それもまた、敵から自分を守るための手段なのでしょうか?
  色々な視点で見ていくと、1つのものに対して、次々と疑問がでてきます。これこそが、今私達がやっている探究活動に必要なものだと思います。先生はこのプラナリアの再生能力を生かして、人間の医療へも繋げていきたい、とおっしゃっていました。ぜひいつか、実現していただきたいです!プラナリアから人が救えるような世界になったら本当に素晴らしいな、と思います。
今日はお忙しい中、私達のために講義をしていただいてありがとうございました。私も今やっている探究活動をもっとより良いものにしていくために日々色んなところに目を向け、小さなものから疑問を見つけられるようになりたいです。貴重な時間を本当にありがとうございました。



  私は、初めて原子や分子には同じ原子や分子であってもそれぞれ違った動きや振動をしていることを知りました。正確には、私が高校1年生だったときの夏休みに大阪市立大学のオープンキャンパスに行った際に、分子の運動というテーマで参加させてもらったのですが、その時は高校でも化学を習っておらず、ほぼ理解できてなかったです。でも、今回、また知識を得て、同じようなテーマで講義を受けてみるとまた全然理解度が違いました。その時は、分子が運動することにあまり感動がなかったけど今回の講義では衝撃を受けました。人間、知っていることについてまた新しい知識が増えると面白いと思うのに、知らない知識から新しい知識が増えても何の感動も感じないということを知ったし、だからこそ、勉強は大切だなと思いました。分子がそれぞれの分子ごとに異なった振動や動きをしていることをパソコンを通じて学ぶことが出来るのはとても現代的で分かりやすかったです。あのパソコンのプログラムがどのように、一体どのような場合に使われるのか知りたかったです。それに、環境問題のことをみんなで考えることが出来て楽しかったです。二酸化炭素の排出の際に感じたことなのですが、地球上の人間が全員、5秒間息を同時に止めることが出来たら二酸化炭素はどのくらい削減できるのでしょうか?自分たちが日ごろから利用したりしている携帯電話が二酸化炭素を多く排出しているとは考えていませんでした。私は、二酸化炭素の削減、削減とよく言われていますが、具体的にどのようにすればいいのかをもっと明確に伝えるべきだと思いました。それに、もしその情報をテレビで伝えるとしたら、それはそれでテレビを見るという行為によってまた電力が使われ、二酸化炭素の排出を余儀なくされます。そういった面でも、考えていかないなと思いました。私は、元々理学部に興味はありませんでしたが今回のコースセミナーを通して少し面白いなと思うことが出来ました。この度は、案内から講義までお忙しい中ありがとうございました。
■1年科総コースセミナー 
         企業研究所・博物館見学会

               
(オムロン・京都大学)
平成25年8月1日実施      

日 時

平成25年8月1日(木)

対 象

科学総合コース1年生(11期生/68回生)男子30名 女子10名

目 的 科学総合コースセミナーの一環として、企業の研究や研究施設を見学し、研究者から講義を受けることにより、専門的な知識を深化させ、将来の進路選択の一助とする。
場 所 (1)株式会社オムロン 京阪奈イノベーションセンタ
京都府木津川市木津川台9丁目1番(TEL 0774-74-2000)
(2)京都大学総合博物館および吉田キャンパス
京都市左京区吉田本町(TEL 075−753−3272)
行 程 7:40 小野高校集合・点呼・諸注意
7:50 小野高校 出発
9:40 (株)オムロン 京阪奈イノベーションセンタ 到着
   研究紹介・講演会(本校卒業生)・研究施設見学
12:20 (株)オムロン 京阪奈イノベーションセンタ 出発
    (車中で昼食)
13:20 京都大学吉田キャンパス 到着
13:30 京都大学総合博物館 見学
15:00 京都大学吉田キャンパス 見学(本校卒業生案内)
16:30 京都大学吉田キャンパス 出発
18:20 小野高校 到着
18:30 解散

感想文

 午前中はオムロン京阪奈イノベーションセンタを見学させていただきました。まず、着いて思った事はとても大きいという事です。縦75メートル、横200メートルで約21000坪もあって入り口からとても広かったです。オムロンが作っている商品というと電動歯ブラシとか体重計などの健康商品しか知りませんでしたが、そのほかにも自動改札や信号機などの社会システムに関するものや車の部品、家電の電子部品、制御機器など様々な物を作っているのを知りました。
 話を聞いている中で特に心に残ったのは「協創」という言葉です。協力して創るという意味でついていて、このオムロン京阪奈イノベーションセンタでは様々なところで協創するための施設や設計になっていました。外部の別の企業と協創するために協創ルームを設けたり、内部で異質の技術で協創するためにオフィスを大部屋方式にしてみんな一緒に仕事している雰囲気をだし連携を強めたりです。自分一人で仕事をするのではない、協力する事が大切だという事がよくわかりました。
 オムロンの最新技術の知識情報処理技術には驚きました。普段の電力消費をグラフ化したり、天気などのさまざまな情報から最も効率のよいエネルギー使用をしてくれたり、深夜に充電しておいたり、高効率で充電、売電してくれたりと様々な事を自動でやってくれます。近未来みたいな感じがして日々技術が進歩している事を知りました。
 仕事をする上で大切な事をいくつか教えてもらいましたが、今自分ができているかというと出来ていない事が多いです。これから将来の事を考えていき、大学に行き、働く事になるので今から必要な力はつけていかないといけません。これから意識して生活していきたいです。

 京大の博物館は、科学だけなどにとらわれていなくて、幅広くたくさんのテーマがありました。「海」を、テーマにしたところでは、普通では聞くことのできない魚達の声を聞くことができました。海で声を、聞くのは難しいのではと思っていましたが、魚の種類によって、周波数が違っており、イルカに至っては自分達しか聞こえないほどの声しか出さないことに驚きました。また、チンパンジーと同じ知能テストを受けてみましたが、その場で記憶することは難しく負けてしまいました。しかし、知能の高さを知ることができて良かったです。このように、色々なことに興味が持てました。
 京大が、迫るにつれ興奮は高鳴っていました。ノーベル賞の受賞者も数多く出す、日本を代表する大学で、憧れの一つだからです。実際に、入ってみるともっと厳格なところかと思いましたが、張り紙がたくさんしてあったり、吉田寮というところで、色々していたりなど、自由な感じ雰囲気がありました。案内してくれた先輩達も、将来を見据えながら生き生きしていました。思っていたよりも、大学はとても広くて、色々なところから、色々な人が集まって、勉強するのだなと思うと、ワクワクしました。iPS細胞研究所では、奇跡的に、山中教授と出会うことができました。ああいった、ノーベル賞をもらうような世界的にも、有名なさまざまな人からも、講義を受けることができると実感しました。
 自分が、興味のあることを勉強し、好きなことができる。それが、可能な大学という場所に、大いに関心が沸きました。絶対に大学に行きたいと思いました。そのためには、やりたいことを早く見つけて、何よりも勉強を頑張るの一言に尽きます。
■1年科総コースセミナー 
        二足のわらじで人生二度おいしい
 
平成25年7月17日実施      
日 時

平成25年7月17日(水)5・6限

場 所 蜻蛉ホール
対 象

科学総合コース1年生(11期生/68回生)男子30名 女子10名

講 師 サカイダンスアカデミー・さかいこどもクリニック    酒井 先生
演 題 二足のわらじで人生二度おいしい
その他 事後指導として、感想文(800字程度)を提出する
当日は体操服に更衣(丸首・半パン、女子は半パンの上にスカートを着用)し、体育館シューズと水分補給 用のドリンク類、フェイスタオル(30p×80p程度のもの)を持参

感想文

 僕は、今回のコースセミナーを終えて、とても楽しかったです。一回目の酒井先生のコースセミナーの時に、次は社交ダンスをすると言われていたので、正直何をさせられるんだろうなと思っていました。僕は、ダンスを全くしたことがなかったし、リズム感もあまりない人なので、とても不安でした。しかも、コースセミナーでダンスをすることになんの意味があるのだろうと、ずっと思っていました。
 でも、実際みんなと一緒にダンスをしてみて、簡単な振り付けしかしなかったけれど、みんなととても楽しむことができました。最初はボールルームダンスの歴史やマナーについてざっと学んだので、ダンスについて少し興味を持つことができました。それから、実際に「プログレシブ・バーン・ダンス」を踊ってみて、最初はステップが全く分からなかったので、音楽に全くついていけませんでしたが、段々と先生や友達の様子を見てなんとか音楽の通りにステップすることができました。でも、次の「チャ・チャ・チャ」が最初全く分かりませんでした。何度もミスをしていたので、パートナーの人にかなり迷惑をかけました。でも、何とかステップはできるようになったので、パートナーの手助けもあって、演技発表の時は準決勝には進むことが出来たので良かったです。最後は面白いダンス?も見ることができたので良かったです。
 今回のコースセミナーで、ダンスをしてなんの意味があるんだろうと最初は思っていました。今何故ダンスをするのかははっきりとは分かりませんが、理由の一つはダンスをすることによる共同制作の楽しさや気配りによる協調性、将来のための経験などだと僕は思います。また、酒井先生が「自分の人生においては、いつでも自分が主役です。自分が本当にやりたいこと見つけてください。」という言葉を残して下さいました。自分がやりたいことを見つけることは難しいことだと思います。でもそれを見つけようとすることで、自分を見つけることが出来るのではないかと思います。僕にとってそれは難しいことだけれど、頑張ってそれを見つけていきたいです。
■1年科総コースセミナー 
     『植物の生きるための戦略をひも解く』
    −植物を研究するということ「多様なかたちの謎に迫る」− 
平成25年7月12日実施      
日 時

平成25年7月12日(金)[13:10〜15:00]

場 所 多目的教室
対 象

科学総合コース1年生G組(11期生/68回生)男子30名 女子10名

講 師 柘植 知彦先生
演 題 『植物の生きるための戦略をひも解く』
   −植物を研究するということ「多様なかたちの謎に迫る」−
その他 事後指導として、感想文(800字程度)を提出する

感想文

 今日のお話ではまず、あまり詳しく知らなかった、研究者と科学者の定義の違いについて知ることができました。「科学者」と言えば少し範囲が限定されてしまいますが、「研究者」ではかなり広い範囲の選択ができます。だから、僕の夢は、具体的に決まっている部分もありますが、現時点では「研究者」になることになるのだろうと思いました。また、そこへの大体の道のりも知ることができました。やはり、かなりの時間がかかるし大変だな、という感じはしましたが、アメリカで博士号をとるという新たな方法も視野に入れることができました。
 また、このとき、『知らない』ということについて少し考えさせられました。先生のおっしゃった通り、知らないことを選択することは、絶対に不可能です。またこれまでに学んできたことも合わせて考えると、知らないことは本当に怖いし損することであると思いました。また、そのようなことにならないためにも、自ら情報を集めたり、学習したりする必要があるのだろうと思いました。
 植物についてのお話も大変興味深いものでした。水に浮くという同じ目標を達成しようとする時にでも、もし池に5種類の植物が浮いていたのなら、5通りの戦略があるのだろうと思いました。それに、想像を絶する植物の多様な進化、戦略に僕たちがアイデアをもらっている部分が多いことにも気づきました。
 オジギソウの実験も面白かったです。ここでも、同じように刺激に対して反応する植物でも、オジギソウのように食べられないように反応するものと、捕まえて食べてやろうとして反応するもの、いわば消極的なものと積極的なものがあると気づきました。
 最後に、義務教育を終えた僕たちは、もう生活の大部分が各個人の自主性に任されているのだと、改めて感じさせられました。だから何をするにも、やらされるのではなく、自分で選択してやっているのだと、責任をもって積極的に行動していきたいです。
■2年科総コースセミナー 
    〜丹波焼の伝統と新感覚との融合を求めて〜

 平成25年7月5日実施      


日 時

平成25年7月5日(金)考査終了後[11:00〜12:30]

場 所 多目的教室
対 象

科学総合コース2年生(9期生/66回生)男子19名 女子21名

講 師 陶勝窯 市野先生
演 題 『丹波焼の伝統と新感覚との融合を求めて』
その他 事後指導として、感想文(800字程度)を提出する

感想文

 今回のコースセミナーは丹波焼に触れる初めての機会でした。僕は丹波焼については何も知りませんでした。そして、市野先生の話を聞いて、面白そうだなと思いました。
 ろくろをつかって実際に作品をつくっている様子を見るのは初めてでした。クラスの人たちの何人かが体験しているのを見て、プロの技がいかにすごいかを実感しました。みんながつくる前に市野先生がろくろを回して作っていましたが、中心からのブレがほとんどありませんでした。僕も含め、クラスの人たちはみんな初心者なのでブレるのは当たり前なのですが、やってみた人たちが難しかったという感想を言っていたのをきいて、やはり修行がいるのかなと思いました。菊練を身につけるだけでも長い練習がいるときいて、作品に自分の味を出せるようになるにはそうとうな年月がいるだろうなと感じました。
 そしてもっと驚いたのが、焼くのにかかる日数です。丹波焼は傾斜を利用して焼くためにかかる日数が少ないときいて、え!?と思いました。僕が思っていたのは長くても一日だったのに「時間」じゃなくて「日数」が少ないと言われたからです。普通は焼くのに一週間ぐらいかかるものもあるなんて知りませんでした。火の番もするということで、二日でも十分にすごいです。
 僕は今まで壺に興味を持ったことはありませんでした。どうすごいかもよくわかりませんでした。しかし、どのようにして壺ができ、どのように使われて今に至るのかをきいてから壺の写真がたくさん載った本を見ると、壺って面白いなと思い始めました。ましてや丹波焼は兵庫県が世界に誇れるものであり、全くなにも知らないのはもったいないなと思いました。地域による焼き物の特徴は土や焼き方で変わってくるということだけでも知っておけば少しは丹波焼のことを言えるなと感じました。何も知らなかった焼き物に触れることができて本当に良かったです。
■1年科総コースセミナー 
           〜医師として、母として〜

 平成25年6月19日実施      
日 時

平成25年6月19日(水)5〜6校時

場 所 本校 多目的ホール(図書館2階)
対 象

科学総合コース1年生(11期生/68回生)男子30名 女子10名

講 師 さかいこどもクリニック 院長  酒井 圭子 先生
演 題 医師として、母として
その他 事後指導として、感想文(800字程度)を提出する

感想文

今回は医療関係の仕事について教えてもらいました。僕は今の所医者になりたいと思っているので、今回のコースセミナーはとても参考になりました。とても資料がたくさんあって、いつどんな事を学ぶのかという事や医者になる過程がよくわかり、一つずつ説明をしていってくださったのでさらに理解を深められました。
 酒井先生の忘れられない患者さんの話で特に僕は二人目が印象に残っています。患者の兄からの「ありがとう」という言葉はきっと本当に思っていた事で、日常で使う簡単な「ありがとう」とは違い深い感謝の気持ちがあったんだろうと思います。医者のいいところとして、そういう感謝を多くされる仕事で、とてもやりがいがある仕事なんだなと思いました。しかし、そんなやりがいがあるという事の裏には患者の身を預かり正しい判断をして治療するという大きな責任が伴い、失敗する事は許されない大変な仕事であるという事もあると思います。
 医者には知識、技術、思いやりが必要で、さらに病院というでは様々な専門職の人がおり、それらをまとめるリーダーシップも必要だという事でした。しっかりした判断をするための知識、治療を行うための技術、患者を大切にする思いやり、というのは以前から必要なものだと知っていましたが、リーダーシップは意外でした。医者というのは一人でどんどん診断していくという印象がありました。
 最後のアドバイスで困難な方を選ぶという事がすごい考え方だなと思いました。長い目で見ると困難な方を選んでがんばって努力するほうがいいと分かりますが、自分が選択するときにはつい楽な方にいってしまいます。やりたいことを諦めずに将来の事を考えて困難な道を選びたいと思いました。
 次回の社交ダンスも楽しみです。 
■1年科総コースセミナー 
    〜学びから見えること:何故?何を?いかに?〜

 平成25年6月10日実施      
日 時

平成25年6月11日(火)5〜6校時

場 所 本校 多目的ホール(図書館2階)
対 象

科学総合コース1年生(12期生/68回生)男子301名 女子10名

講 師 兵庫教育大学  准教授  森 秀樹  先生
演 題 学びから見えること:何故?何を?いかに?
その他 事後指導として、感想文(800字程度)を提出する

感想文

僕は今回のコースセミナーを聞いて、コースセミナーの楽しさを知ることが出来ました。初めてのコースセミナーだったので、コースセミナーがどういうものかまったく知らなかったし、演題が「学びから見えること:何故?何を?いかに?」というものだったので、内容が全くつかめなかったので、不安でしょうがなかったです。でも、実際に始まってみると、なんとなくでしたが自分なりに話の内容が分かったし、森先生がプリントを用意してくださったり、僕たちにできるだけ話の内容を分かってもらうように話してくださったので、とてもよかったです。
今回の内容は哲学だったので、僕にとっては難しい事が多かったです。特に、数学に関する内容が理解するのに苦しみました。でも、友達と相談したりすることで、最初はよく分からなかったことが分かるようになりました。
僕は今、天文部にはいっており、星座や望遠鏡の使い方などのいろいろなことを勉強しています。僕は最近、古代の人々が考えた宇宙観について勉強しています。その中でも特に、僕が一番興味を持っているのが古代ギリシャ人たちが考えた「自然哲学」です。彼らは、当時ギリシャ神話によって支配されていた宇宙観から、「この世の究極の真実はいったい何なのだろう」ということを合理的な思考によって考える、自然哲学という考え方に180度回転しました。神話という狭い宇宙観から抜け出し、今のような合理的な考え方に変えたギリシャ人たちによって、宇宙は、地球とは、どういうものかという研究がされ、のちの天動説や地動説、天文学の発達に大きな影響を与えたのはすごいことだと思いました。
今回の内容と自然哲学は関係ないかもしれませんが、考えて勉強することによってただしい判断をし、考える力を豊かにしていくということは共通することだと思います。個別を知っていき、いろいろな人が個別をつないでいき文脈にする、考えて勉強することによって、自分たちは何なのか意味につなげていく。僕は、まだまだ未熟な人間です。これからいろいろなこと学んでいきますが、「何故?何を?いかに?」と思うことは絶対あります。でもそれは、自分を意味につなげていくためだと思います。今回のことを生かし、自分の勉強につなげていきたいです。

■3年科総コースセミナー 
          〜ロシア経済と日露関係〜

 平成25年6月13日実施      
日 時

平成25年6月13日(木)5,6校時 

場 所 本校 多目的ホール(図書館2階)
対 象

科学総合コース3年生(9期生/66回生)男子19名 女子21名

講 師 日本貿易振興機構(JETRO)神戸貿易情報センター  斎藤 寛 先生
演 題 ロシア経済と日露関係
その他 事後指導として、感想文(800字程度)を提出する