校内マークシートテスト処理

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            兵庫県立神戸高等学校  花房 潔

ハードおよびソフト構成

  シートリーダ :SEKONIC601S

    マーク読み取り:市販ソフト「まるごと君」

   マークシート :神戸高校全教科対応シート

    採点処理ソフト:自作(Visual Basicで開発) Excel(データ訂正に利用)一太郎(出力に利用)

 

処理内容【サンプル画面参照】

  テキストファイルをワープロから出力する。

    出力帳票:クラス一覧表(出席番号順と成績順)

              SP表(クラス別と全体)

              度数分布表 個人票  得点ファイル

             (アンケート処理:クラス表.csv 集計表.csv

              

開発の期間、動機および方針

  期間:平成11年8月〜平成13年10月

    動機:神戸高校における進路指導は校内実力テスト( 6  9月 11月 12月)

     を主資料に行なっている。12月は従来マークカードを利用していた。

     DOS、マークカード、カードリーダを、Windows、マークシート、シートリーダに

     移行する必要があった。

  方針:@既製のシート・市販ソフトは高価なので自校用を開発する。

     A数学用も同一とし、種類を増やさない。従来のマークカードとの互換性を保つ。

          BSP表など学力分析・問題分析に役立つように出力帳票は充実させる。

          C処理の安定性。誰でも簡単に使えるように設計にする。

 

シートの設計【サンプル参照】

    レイアウト:利用ソフトはword, 一太郎, excel , 123を試みたが最終的に一太郎で作成。

  マーク欄:1234567890− (± a b c d などはなし)。100問対応。

        数学用[アイウエオ・・・・ノ]は大問としてT、U、V、Wの4問。

       (センターの数T・Aは通常1.2次関数・確率,2.数と式・三角形、3.数列

         数U・Bは1.三角・指数・対数関数,2.微積分,3.ベクトル,4.複素数平面

         で、対応できる)

    シート色:ブルー・オレンジ・水色を試したがブルーのみに決定した。

 

採点用ソフトの設計【マニュアル参照】

    ExcelVBA または Visual Basic を考えたが後者に決定。

    数学用・アンケート処理用を別ソフトとしない。

    完答は2完から9完まで、複数選択は2〜5個まで対応させる。

  先生シート3枚に正解、区切り、配点をマーク、シートリーダで読み取る。 

  データチェック機能の充実。

 

トラブル

  シートリーダのハード上のトラブル:2枚送りがまれに起こる。

  マークシートに起因するトラブル  :シートのカット時の誤差が当初あった。

                    シートスキューエラーは、ディップスイッチで対応。

    処理ソフトに起因するトラブル  :特に聞かない。

           

まとめ

    校内マークシートによる考査処理が軌道に乗った。大学入試センターテストと2次の記述テストに

対応した考査の実施・問題作成の方向性が明確になった。